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臨床実習でCOPMを経験できることは,とても良かったと思います。もう決まったプログラムをしているから面接する時間がないとか,スーパーバイザーがCOPMを知らないから実施しないでくれと言われたとか,なんとなくできる雰囲気じゃないからやめたとか,という話も聞くからです。COPMで一番工夫が必要なのは第一段階です。最初は「何か困ってることはないですか」「これができればいいなあと思うことはありますか」という聞き方が一般的だと思いますが,長期間同じような状況で生活してる人は「ありません」と答えることが多いです。そういう時は「自分の生活で大事にしていることはありますか」「これをしないと一日がなりたたないなんてことはありますか」などと聞きます。COPMで得たい情報はクライエントにとって意味のある作業は何かということです。作業療法とは,自分にとって意味のある作業がうまく(過剰な努力なしに効率よく成功するように)行えることによって,人は今よりもっと健康になれるという信念を実践するものだからです。クライエントにとって意味のある作業を知る方法はCOPMだけではありません。普段の会話や様々な作業への参加の仕方の観察からもわかります。COPMを実施することはそれを記録し,OTプログラム前後の変化を数値で示すということです。実習生とクライエントが親しい関係になることや,決められたプログラムにクライエントが自主的に参加するようになることは,作業療法独自の成果とはいえませんが,クライントが関心の作業に焦点を当ててクライエントが望むことが望むようにできるようになったり,クライエントの機能が向上するというのは,作業療法ならでは成果といえます。
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